クリティカルバッファーのスライド率

クリティカルバッファーのスライド率

クリティカルバッファーのスライド率

クリティカルバッファーのオート時のスライドを撃つ確率(以下、スライド率)を調べてみる。

1 必要な試行回数

スライド率pを適当に50%と予想し、許容される絶対的な誤差rpを5%とする。 すると付録より、

rp / sqrt(p(1-p)/n) = 1.96, p = 0.5, rp = 0.05, ceiling(n) = 385

だから385回試行すれば、95%の確率で、真の確率は±5%内1にあると言える。

1.1 暫定的に必要な試行回数

とりあえずあまりに大変なので、誤差rpは10%まで許容することにする。 すると必要な試行回数は97回で済む。

2 方法

2.1 最上級木属性強化ダンジョン

最上級木属性強化ダンジョンを最初のフィーバーまで3倍速フルオートでプレイし、動画を撮って後からカウントした。

なお、

  • 編成はイシス、マアト、クリティカルバッファー、シュリンクス、ポモナ
  • 攻撃力トップ2はマアト、シュリンクス
  • リーダーはシュリンクス

とした。

ちなみに敵を倒すことはあったが、全滅させることはなかった。また味方が倒されることも一度もなかった。

2.2 ラグナブレイク(闇ダビ)

ラグナブレイクを最後まで3倍速フルオートでプレイし、動画を撮って後からカウントした。

複数の編成のデータを集めたので、編成はバラバラである。

また味方が倒されることは一度もなかった。

3 結果

3.1 最上級木属性強化ダンジョン

パンテオン、メルポメネ、キンティア、エリオスの最初に撃つスキルは必ずノーマルスキルであった。
対して姫ミク、ガネーシャの最初に撃つスキルは必ずスライドスキルであった。

Table 1: 集計結果
  ノーマル スライド 計 スライド率
パンテオン2 296 170 466 0.36
メルポメネ3 239 219 458 0.48
キンティア4 242 219 461 0.48
エリオス5 240 269 509 0.53
姫ミク6 169 306 475 0.64
ガネーシャ7 36 65 101 0.64
Table 2: 最初の行動を除いた集計結果
  ノーマル スライド 計 スライド率
パンテオン 245 170 415 0.41
メルポメネ 185 219 404 0.54
キンティア 184 219 403 0.54
エリオス 177 269 446 0.6
姫ミク 169 248 417 0.59
ガネーシャ 36 52 88 0.59

3.2 ラグナブレイク(闇ダビ)

Table 3: RBでの集計結果
  ノーマル スライド 計 スライド率
パンテオン 220 188 408 0.46
メルポメネ 219 215 434 0.5
Table 4: RBでの最初の行動を除いた集計結果
  ノーマル スライド 計 スライド率
パンテオン 202 185 387 0.48
メルポメネ 198 213 411 0.52
Table 5: RBでの開始直後に撃ったスキル
  ノーマル スライド 計 スライド率
パンテオン 18 3 21 0.14
メルポメネ 21 2 23 0.09
Table 6: RBでのドライブ直後に撃ったスキル
  ノーマル スライド 計 スライド率
パンテオン 23 39 62 0.63
メルポメネ 42 18 60 0.3

4 結論

  • 調べた限り、異なるコンテンツでもスライド率は変化しない模様。
  • 闇属性クリティカルバッファーは最初ノーマルスキルを撃つことが多い。
  • パンテオンのスライド率は他より低く設定されているようだが、それを加味してもパンテオンが闇属性クリティカルバッファーの中で最強である。8
  • 姫ミクとガネーシャは一転、最初必ず(または非常に高い確率で)スライドスキルを撃つ。

5 課題

  • 残り1体の試行回数を増やしたい。

6 付録

6.1 数学のお勉強

6.1.1 中心極限定理の超訳

今、二項分布B(n,p)と標準正規分布N(0,1)がある。 この二つの分布は結構似ていて、特に、中心極限定理によれば、B(n,p)を標準化すればN(0,1)の近似が得られる。

B(n,p) –(標準化)-> N(0,1)

6.1.2 標準正規分布の95%の幅

-1.96 ~ 1.96だと知られている。

6.1.3 標準化

ところでB(n,p)の分布の95%が収まる幅をx+とx-と名付ける。 これを標準化すると、

x+ –(標準化)-> 1.96
x- –(標準化)-> -1.96

となる。

6.1.4 二項分布の標準化

具体的には、

標準化(x) = (x - E(x))/sqrt(V(x))

E(x/n) = E(x)/n
V(x/n) = V(x)/n2

———————— xがB(n,p)に従う
E(x) = np
V(x) = np(1-p)

標準化(p') = (p' - E(p))/sqrt(V(p))
= (p' - E(x/n))/sqrt(V(x/n))
= (p' - p) /sqrt(p(1-p)/n)

6.1.5 つまり

B(n,p)の分布の95%が収まる幅p+,p-を標準化すると、

(p+ - p) / sqrt(p(1-p)/n) = 1.96
(p- - p) / sqrt(p(1-p)/n) = -1.96

を得る。

N(0,1)は左右対称なので、式は片方だけでいい。また今回は95%以上の信頼性が欲しいから、

(p+ - p) / sqrt(p(1-p)/n) >= 1.96

という不等式を用いればよい。

最後に、

​|p+ - p| def= rp
rp / sqrt(p(1-p)/n) >= 1.96

を得る。

Footnotes:

1

紛らわしいのだが、例えば観測した結果が42%なら、95%の確率で37%から47%の間にある、という意味。

2

1凸、☆5、Lv50、キズナMAX

3

6凸、☆6、Lv60、キズナMAX

4

0凸、☆4、Lv1、キズナMAX

5

0凸、☆4、Lv1、キズナMAX

6

0凸、☆6、Lv60、キズナMAX

7

0凸、☆5、Lv50、キズナMAX

8
Table 7: クリティカルバッファーとしての性能(6凸で比較)
  スライド率 クリティカル発生率 クリティカルダメージ 効果時間 性能9
パンテオン 0.41 0.621 0.673 18 14.222980
メルポメネ 0.54 0.514 0.547 16 13.511733
キンティア 0.54 0.402 0.378 14 9.0247954
エリオス 0.60 0.402 0.428 14 10.238390
9

積。$2*(0.1+$3)*(2+$4)*$5。元のクリティカル発生率は0.1とした。

Created: 2020-02-23 日 08:10

Emacs 25.2.1 (Org mode 8.2.10)

Validate

Comments